パナソニックが業界初のLED非常用照明器具を発売開始
パナソニック株式会社が2014年10月24日に発表したプレスリリースによると、 LED光源を採用した非常用照明器具を2014年11月1日より発売するとしています。（※一部商品は11月20日より）
http://news.panasonic.com/press/news/official.data/data.dir/2014/10/jn141024-2/jn141024-2.html
建築基準法で定められた非常用照明器具は「白熱灯」と「蛍光灯」で、非常時に30分以上の点灯時間が必要とされます。また床面において白熱灯で1ルクス以上、蛍光灯で2ルクス以上の照度の確保が必要となっています。
今回、パナソニック株式会社は国土交通大臣認定制度に基づいて、業界で初めてLED光源での認定を取得しました。
発売されるLED非常用照明器具の特徴として挙げられている主なものは、新築・リニューアルはもちろん、従来型の非常用照明からの交換にも対応できるように34種という幅広い品揃えを用意していることと、そして何といっても省エネ性。
消費電力が少なくて済むため、内蔵蓄電池の低価格化か可能になったとし、４〜６年後の電池交換時に、従来型と比べ価格的にお得になるという(※定価ベース)。また階段に使用する直感LEDランプのセンサー付きのもので、約88%の節電が可能としています。
照明器具のLED化が進む中で、非常用照明器具についても いよいよ本格化の流れになりそうです。
パナソニック株式会社は、年間約200万台と言われる非常用照明器具の市場で、およそ50%のシェアを持っており、2015年度中には販売するすべての非常用照明器具製品をLED化することを目指しているとしています。
特殊建築物定期調査・建築設備定期検査に絡む非常用照明器具ですが、新しい製品ではリモコンで蓄電池の容量確認ができるものなどもあり、点検の仕方にも変化が起きてくると思われます。
また、適切な維持管理の為には、寿命を迎えた蓄電池の交換は不可欠であり、 蓄電池交換コストが少しでも下がることは歓迎されることと受け止めることができそうです。
[参照]
日刊工業新聞-『ナソニック、ＬＥＤ非常用照明器具３４機種を投入』
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0320141027bjam.html
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- 2015/4/1